夫と結婚した大事な理由
夫の会社員としてのキャリアを話しながら
夫との馴れ初めを話すと、とても驚かれます。
わたしが夫と結婚しようと決めたのは
彼がまだ学生の時だったからです。
わたしが夫と結婚したのは
夫がすでに稼いでいる人だったからではありません。
どっちに転がるか、どう化けるかなんて
海のもとも山のものともわからない(笑)の時。
彼との馴れ初めやどんな夫婦生活か、といったのは
こちらの記事を見て頂くとわかると思うので
ご興味ある方はどうぞ 笑
>> 夫との絆。3年間の贈り物
付き合いだしたのは
わたしが24歳、彼が23歳の時。
付き合って半年後
彼はアメリカの大学院へ行きました。
留学したからといっていい仕事に就ける、なんていうのは
とっくに都市伝説の時代。
しかも当時は買い手市場だったので
高学歴な人こそ、定職に就けない人が多い時期でした。
さらにアメリカの学校の流れと
日本の新卒就活のタイミングとはズレがあり
情報が少なかったり、企業が動いていなかったりとフリな状況の中
彼はミシガン州からボストンまで就職活動に行ったりしながら
留学生を好意的に受け入れてくれる会社
そして、彼が学んだことを活かせる会社を探しました。
彼は言いませんでしたが
きっと焦っていたと思います。
だって仕事が決まらなかったら結婚してもらえない!(笑)
決してわたしが
「結婚しない」と言ったわけではありません(念のため)
彼の中に
「大切な人を守るなら、1人前にならないと!」っていう
男気みたいなものがあったのだと思います。
そして無事
ソ◯◯◯◯クのグループ会社に内定を得ました。
大学院卒という経歴がお給料にちゃんと反映している会社でした。
(大卒と同じ扱いされる会社も多数あるのが現状です)
わたしの両親に挨拶した時
彼はまだ内定をもらっていただけで
働きだしてはいませんでしたし
結婚式を挙げた時
彼は入社1年目のペーペー。
ご招待させて頂いた上司の方々の中には未婚の方も多かったです。
付き合っていた頃は学生だった彼。
お金もなかったし
遊ぶといっても
社会人を経験しているわたしの方がいろいろ知ってるし 笑
しかも
付き合って半年後にはアメリカへ留学しちゃって。
それでも付き合い続けることができたのは
彼の情熱や本気が伝わってきていたから。
彼の「やりたい」という本気や
やりたいことを実現させるための努力を目の前で見ながら
本物だな、って思っていました。
だから、そういった努力や情熱が
実を結ばないわけがない、と信じていました。
しかも、あぐらをかかない彼の姿勢も信頼できた。
自分のやりたいことをしながらも
わたしとの時間も大事にしてくれたし
自分のやりたいことを理解してもらおうという姿勢もありました。
だからこそ「本物だな」と感じていました。
それともうひとつ。
お互いの嗜好が似ていたことも結婚した理由です。
食べもの、旅先、受けたいサービス。
こういったものが似ていました。
お金をどう使うか、
どのくらいのサービスを受けたくて、そのためにどれくらいのお金を払えるか、といった感覚が似ていました。
なので結婚してからも
子ども達への投資の方針や、食材の質といった価値観が似ていて
お金の使い道が合意しやすい。
そういったこともあって
彼はいくつになっても
やりたいことをやる、という
情熱を実現させたり、協力をしてくれたりしながら
「だから年収は◯◯◯万円ほしい」ということを明確にしています。
お金というものを
彼のすごさを顕示したり、彼がステータスのために挙げているのではなくて
家族を守るためにどれくらいのお金が必要だ、だからこれくらいの年収を得たい
自分の情熱を発揮できるキャリアと環境を手に入れたい
というのを明確にしながら仕事を続けているのだと思います。
《情熱を持ち続けること》と《現実と向き合うこと》を両立させることは
時にものすごく残酷だったり厳しい現実とぶつかります。
だから
諦めたくなったり、逃げたくなったり、します。
それでも彼は彼のペースで
想いを持ち続け、実行していることを
わたしはとても尊敬できるし
そんな人と一緒になれたことがとても幸せだなと思っています。
愛がなければ生きていけないけど
愛だけじゃ生きていけない。
お金はやっぱり必要です。
情熱をまっすぐ表現することは
まわりの人を幸せにしかしない。
と教えてくださった方がいらっしゃいました。
彼の今までのキャリアを見てきて
本当にそう感じます。
苦しそうに仕事をしている時は喧嘩が多かったし
人として魅力的に感じられないことも多々ありました。
仕事って生き樣がダイレクトに影響すると思います。
だからこそわたしは
誰もが本質を発揮して
情熱を対価に変えてほしい、と願っています。