心をむすび、心をほどく「心がほどけるおむすび」
こんにちは!
嶋田佑紀(しまだゆうき)と申します。
「心がほどけるおむすびの会」を主宰しています。
何それ?
おむすびつくるの?食べるの?
そう思われた方も多いでしょうね(笑)
「おむすびを教えているんです」というと
決まってこんな答えが返ってきます。
「えっ?!おむすびを教えるの?つくれない人っているの??」
実はそのくらいおむすびって日本人にとっては馴染みのある食べ物。
良くも悪くもおむすびにまつわる思い出ってみなさん1つや2つは持っていらっしゃることでしょう。
わたしにも過去大きく人生を変えたおむすびとの出逢いがありました。
会社員としてバリバリ働いていた頃、同時に結婚したてのわたしは新しい生活との両立に必死でした。
キャリアとしても一生懸命
妻としても一生懸命
常に緊張状態で心もいっぱいいっぱいだったんだと思います。
そんな時にたまたまある方が握ってくれた「おにぎり」
ほおばった瞬間、何故だか涙がとまりませんでした。
シンプルで素朴なおにぎりという食べ物から
”そのままでいいんだよ”
そう言ってもらった気がしました。
あれから10年以上が経ちわたしは二児の母となりました。
子どもにとって、家族にとって心も体も喜ぶごはんをつくることって大切だなぁ、と向き合えるようにもなりました。
縁あってお仕事でも料理に携わる毎日。
身体に良い食材や調味料を紹介したり、簡単で美味しくつくれる、忙しいママのためのレシピもたくさん書きました。
それでも。
あの時おむすびからもらった特別な感覚を超えるものはありませんでした。
赦し、というと大袈裟かもしれませんが心の中で大きくなり始めていたしこりのようなものが綺麗に消え去ったあの瞬間はわたしの中で色濃く今でもありありと思い出せます。
同じように1番感動した料理に”おにぎり”を挙げる友人がいたので
「おにぎりには何か特別な力があるのかも?」
そう思って彼女が食べたおにぎりをむすんでいる方のところへ足を運び食べさせてもらいました。
何も特別なつくり方があったわけでも特別な塩を使っていたわけでもありません。
そこで気づいたんです。
【つくった人のエネルギーが”おいしい”を感じさせているんだ】
手のひらから伝わるその人の愛や気持ちがおにぎりをおいしく感動させ得るものにしているんです。
いかにつくり手の心が
ゆるんでいて
ほぐれていて
自由に整っているかが
大事なんだと実感した出来事でした。
それこそが【おむすび】たる所以だと、わたしは感じています。
だから”おいしいと感じるおむすび”は、食べた人と一緒につくった人の心もほどいてくれるんです。
形なんてこだわらなくていい。
食べて笑顔が生まれること、食べてホッとできることが最大の美味しさだから。
実際にほろほろと柔らかい自作のおむすびを食べたお客様が
「あぁ、これでいいんだー」
と、肩の荷がおりて笑顔になったとき
うん、うん、よかった、と、とても安堵感を覚えます。同時にわたしが伝えたいことはこれだ!と確信しました。
レシピや料理を教えるよりもこの「心がほどけるおむすび」を知ってもらう方が料理が好きな人はもちろん料理に悩む人でも、忙しい人でも【穏やかで愛にあふれた食卓にできるはず】そう思ったんです。
気負うことなく日々、自分も家族も喜ばせることができる安心感。
おいしいねーー、と共有できる幸せな時間がつくれる安心感。
たかがおむすびで、安心してごはんを食べられる幸せを感じられるんです。
それ以来、料理教室をやめ「心がほどけるおむすびの会」に集中することにしました。
おむすび=御結び
日本のソウルフードは字の通り食べた人の魂を揺さぶります。
心と心を結び家族の絆を深めてくれるもの。
自分と自分をつなぎ直してくれるもの。
つくる人、食べる人
どちらの心もほどき
安心や生きる力を与えてくれるもの。
むすべばむすぶほど
ほどけてくる
そんなおむすびをぜひみなさんと一緒にむすんでいきたいと思っています。
心がほどけるおむすびの会について
心がほどけるおむすびの会の開催スタイルは現在3つあります。
その他団体様、企業様、学校法人様を対象とした
親子ワークショップやチームビルディング研修を承っています。
硬くギューっと閉ざされた心ではむすぶということができず、力を込めて握っているだけ。
食卓に並ぶ毎日のごはんも同じです。
いかにほぐれた心でつくるかが大切なの。
自炊しよう、食事を丁寧につくろう、と考えた時、食=栄養、と考えると苦しくなりますがおむすびだとハードルが低いでしょう?♪
おむすびにはレシピはないし、調味料の調合もありません。
なのにおいしくて安心する味。
究極にシンプルな料理です。
「今まで食べたことがない!」と驚く人が多い、ほろほろで柔らかいこのおむすびを食べると、心のどこかが緩んで涙する人もいらっしゃるくらいです。
疲れて帰った時に食べたくなる
がんばれ、大丈夫だよ、という
応援エネルギー
それを自分にも、家族や大切な人達にも
ぜひ1度体験しに来てくださいね。